音の用語集
音について
騒音対策を行う際によく使用する用語をご紹介します。
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暗騒音
対象設備以外の音 -
音源
騒音対策の対象設備から発生する音 -
音圧レベル
音圧の大きさを対数によって表現した量(レベル)
音圧が大きいほど大きな音で認識される
単位はデシベル(dB) -
騒音レベル
音圧レベルを人間の聴覚に補正した値
単位はdB/A -
距離減衰
騒音源から発生した音波が距離によって減衰すること -
防音
音を小さくすることを総じて防音という
正確には遮音と吸音に分類される -
吸音
音を出来るだけ多く抜けさせて音を反射させないこと
音を反響させないものほど吸音性が高い -
遮音
音をできるだけ多く反射させて音を遮ること
反対側に抜ける音が小さいほど遮音性が高い
質量則により重量の重いほうが音を通過させにくい性質がある -
周波数
音の高さの指数で単位はヘルツ(Hz)
人間の可聴域はおよそ20~20,000Hz -
騒音計
音の物理的性質を数値化する測定器
工場騒音対策では定常騒音の場合Leq値で測定し補整値はA特性に合わせる -
A特性
騒音計の中に聴感補正回路(周波数補正特性)が組み込まれており人間の聴覚に補正している -
透過損失
音が壁やパネルを通過したときの減衰値
デシベルで表す -
等価騒音レベル
変動する騒音の測定時間内の平均値(=Leq値) -
マスキング効果
ある音の存在によって別の音が聞こえなくなる現象
聞く人にとって無意味な音のレベルを上げることによって別の聞きたくない音を聞こえにくくすることが可能 -
ラッギング
配管などを保温材などで巻き外側を遮音性の高いシートや鋼板で覆う対策方法